叶えた夢を手放して見つかったこと

私のファーストキャリアはテレビの仕事で、
地方のテレビ局に番組を販売するという営業をしていました。

中学生の頃から憧れていた業界。
言い続けていた夢を叶えての就職でした。

目指した理由は2つあります。
1つ目は、物心ついた頃からテレビを観るのが大好きだったこと。

2つ目は、ものすごく影響力があって
時には人生を変えるきっかけになると思った経験からです。

テレビ業界で働いてみたいと思いはじめたのは中学生の時。
当時放送されていた、テレビの報道局を舞台にしたドラマを観たことがきっかけです。

彼らの仕事をする姿が本当にかっこよくて(役柄ですが)、
それに引き込まれて興味を持って、

「大変そうだけど、でも絶対楽しいんだろうな。」
漠然とそんなことを思っていました。

超がつく田舎で育った私。
周りの大人の職業といえば公務員や農業で、
身近に大企業で勤めている人もいなければ、
マスコミ関連の仕事をしている人もいませんでした。

「私が今見ている世界とは違った世界がある」

そう感じたのかもしれません。

また、学生時代は陸上に一生懸命だったこともあり
テレビで放送されるスポーツ選手のドキュメンタリー番組やスポーツ中継を観て、
目標に向かう彼らの姿や言葉に心を動かされた経験が何度もありました。

結果だけでなく、
彼ら一人一人が持っているストーリーに。

なぜそこを目指そうと思って
その道のりにどんな葛藤があって
今があるのか

それを語る選手たちは嬉し涙でも悔し涙でも、
輝いていてかっこいいと思っていました。

こんな経験を重ねるうち
将来は自分が誰かの人生にきっかけを与えられる側になりたいと思うようになり、
最も影響を受けたテレビ業界を目指しました。

入社から数年後。
私は会社の中で自分の将来が思い描けなくなっていました。
仕事は楽しい、仲間にも恵まれている。

でもこの先どうしたいかわからない。

上司からどんなキャリアを積んでいきたいか聞かれても、全く思いつきませんでした。

そうなっていた理由が今ならわかります。
私にとって、テレビ業界に入ることがゴールだったから。

本来なら社会人のスタートラインに立ったばかり。
でも、入ることで満足してしまったためにイメージができないでいました。

会社を辞めると家族に話した時、

「これまで今の仕事をするために頑張ってきたのに、全部なかったことにするの?」

そう言われました。

確かにその通りかもしれない。
一気に不安に駆られました。

何より、家族のサポートがあってこそ歩んでこられた道。

その時同時に、
過去に囚われていたら新しいことはできない。
そう思っている自分もいました。

そして6年目の夏。
過去にやり残した英語の勉強と、
新しい経験を求めて海外へ行くことを選択します。

マルタ留学中

帰国してからは別の仕事に就きましたが、
私の価値観は昔から変わっていないことに気がつく出来事がありました。

以前はテレビという媒体と番組というコンテンツを通して、
観る人の人生や心が動くきっかけになる仕事に関わりたいと思っていたのですが、

これからは、何かを介してではなく
「私が」目の前の人の人生のきっかけになることがしたい
と思っています。

人生にストーリーがあるのは有名人だけじゃなく私たちも同じ。
人と比べるものではない、
その人だけが持っている「価値」
そこから生まれる「可能性」が必ずあります。

自分の人生や可能性に好奇心を持ち
自分らしさを大いに発揮して
煌めく人が増えていってほしい。

そして、
そんな生き方をしている人を見た他の誰かにとって
人生のきっかけになってほしい。

そう決めて最大限やれる可能性を考えた時、
私は独立という道を選びました。

独立が良いと言いたいのではなく、
自分が思い描くイメージに最も近づける方法を選ぶことが大切だと感じたからです。

人によって会社員、副業、起業などいろんな選択肢があって、働き方に正解はないと思います。

私が海外へ行くことを決めた時にも、
それが正しいかどうかなんてわかりませんでした。

ただ、言えることは
あの時決断していなかったら、今の私も、環境も、一緒にいる人たちとの出会いもなかった。
そう思うと自分の選択はよかった、正しかったと思います。

過去や今を手放して一歩踏み出すことはとても不安で勇気がいること。
でもその先にしか見られない世界があるんですよね。

ある経営者の方がおっしゃっていた言葉が胸に刺さりました。

「正しい選択があるのではなく、選んだ道を正解にしていくんだよ」

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